「Gitify」を入れて GitHub 上での通知の見逃しを防止・軽減する
GitHub でチーム開発している時に以下のような見逃しがよく発生していました.
- 「○○さんにプルリクエストにコメントしたけど,返事が全然返って来ない.というかコメントしたの気づいてなさそう」
- 「あぁ!△△さんからの issue のコメント今気づいたわぁ」
- Slack と GitHub を連携して通知するようにしてるんだけど,通知が流れてしまって気づかなかったわ...
Notification の画面やメールをチェックをすればわかりはしますが,開くのが面倒だなぁと思うことがあります.
そこで今回はそんな通知の見逃しをより防止・軽減する「Gitify」というデスクトップアプリのインストール方法と使い方をまとめていきます.
現在は(2019年),Mac に対応しています.公式のウェブサイトには Mac OSX 対応となっておりますが macOS Mojave(10.14.6)で試した所,特に問題なく動作すること確認できました.
インストール方法
事前準備
Gitify をインストールする前に GitHub 側での設定が必要です.
ヘッダーの右にある自分のアイコン画像 → 「Settings」→ 「Personal settings」にある「Notifications」のリンクをクリックしましょう.
以下のように,通知の設定画面が表示されます.その中にある「Participating」と「Watching」にある「Web」にチェックを入れます.
Gitify をダウンロードする
Gitify はウェブサイト・releases ページ・「Homebrew Cask」からダウンロードできます.詳しくは以下を見てみてください.
GitHub にログインする
Gitify を起動すると以下のような画面が表示されます.GitHub Enterprise にも対応しております.今回は GitHub.com の方を利用したいため「Login to GitHub」をクリックします.
GitHub へのログイン画面が表示されるのでログインします.
「Authorizing OAuth Apps」の画面で, Gitify はどのような情報を利用するのかを確認し,問題が無ければ認可(「Authorize maosim」)のボタンをクリックします.
これでログインは完了です.この時点で GitHub 側で未読の通知が溜まっている場合は各リポジトリの通知が表示されます.
通知内容を設定する
歯車⚙を押すと「Settings」が表示されます.ここで「Show notifications」を設定するとデスクトップに通知が来るようになります.
他にも設定項目があるので,好きな設定にしてみましょう.私は以下の設定です.
使ってみる
これでインストールが完了しました.普段通りに issue やプルリクエストを作成してみましょう.
少し時間が経つと,以下のように自分のデスクトップ画面に通知が来ることが確認できます.
Gitify を見てみると,以下のように通知の一覧が確認できます.
これで GitHub での見逃しが防止・軽減され,チームでのコミュニケーションがやりやすくなりました.
詰まったポイント
この記事を見ての通り,インストールの作業自体はパット見問題無いのですが,私が遭遇した詰まったポイントをまとめていきます.もし似たようなところで詰まった場合は参考にしてみてください.
いつまで経っても通知が来ない
本記事の事前準備を確認してみてください.GitHub アカウントの通知設定はデフォルトで「Email」のみに設定されてます.
当時の私は,ここに気づくのに2ヶ月くらい掛かりました😅(「Web」にも設定したつもりが,実はされてなかった...という状態でした)
「Authorizing OAuth Apps」の画面で認可できない
以下のように「Authorizing OAuth Apps」の画面で認可のボタンをクリックできないことがあります.
この件は公式リポジトリの issue でも報告されていました.どうやら Gitify 側に原因があるようです.
回避方法として「Authorizing OAuth Apps」の画面でデベロッパーツールを起動し,認可のボタンの要素にあるdisabled
属性を削除すればクリックできるようになります.
詳しくは以下の issue を確認してみてください.
色々と詰まったポイントはありましたが,Gitify にはいつも助けられています 🙏