「Customize AWS Console Header」でAWSコンソール画面のヘッダに色をつけてアカウントの誤認を防ぐ
普段の業務でAWSアカウントは本番用と検証用で分けて運用しているのですが,コンソール画面を見ていると...
- ふとした時に「あれ?今どっちのアカウントを使ってるんだっけ?」と混乱する
- 「あ!本番用アカウントで設定したと思ったら検証用アカウントだった!!」
というようなヒヤッとした場面が何回かありました.
アカウントの誤認でヒヤッと焦るような状況や本当に事故が起きないようにするにはどうしたら良いのかを考えたところ,現在ログインしているアカウントが本番用なのか検証用なのかが画面上に表示されると良いと思いました.
色々調べた結果, 「Customize AWS Console Header」という Chrome の拡張機能を導入し,アカウント毎にヘッダの色をつければ良さそうなことがわかったので今回はそれの紹介をします.
設定方法
Google Chrome を立ち上げて,以下のURLから「Customize AWS Console Header」をインストールします.
インストールされると Chrome の右上あたりにアイコンが表示されるので 右クリック → オプション を選択し,設定画面に移動します.
設定画面で以下のようにヘッダに表示させたいラベル名,ログインするAWSアカウント,対象のリージョン,ヘッダの色を設定します.本番用は目立つように濃いピンクにしてみました.
それぞれの項目を設定した後は保存ボタンを押します(保存ボタンを押すのを忘れた状態でコンソール画面を見て「アレ?反映されていないぞ!?」っというのがよくあったので).
これで本番用アカウントでコンソール画面にログインすると,このように色がつきます.
フッターにも色がつきます.
この調子で検証用のアカウントにも色をつけてみましょう.「ルール追加」もしくはコピーマークのボタンから設定を追加します.色は砂場をイメージして茶色にしてみました.
検証用のAWSアカウントでログインし直すと,検証用アカウントのヘッダーにも色がついたのがわかります.
「Customize AWS Console Header」を設定してみて
自分が今どのアカウントを使っているのがハッキリとわかるようになったので,突然焦ってしまうことや混乱することが無くなり,安心してAWSを触れるようになりました.また,ヘッダに好きな色をつけられるので個人的にテンションが上がりました 😄
こういうちょっとした工夫で普段の開発を大きく助けてくれる Chrome の拡張機能を作ってみたい気持ちにもなりました 💪